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施 設 名:
鹿児島県立牧ノ原学園(現・
鹿児島県立若駒学園)
時 期:昭和62年12月3日
発生場所等:学園内の教室
事 件 名:生徒(13)に対する職員七名による傷害致傷事件
被害 状況:男子生徒(13)1名に対して職員7人が暴行し、生徒が死亡
加 害 者:指導課長
麻生昇扶(45)他6名の計7名
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~ニュース記事~
昭和62年12月3日午後5時30分頃、同園に入所する中学1年の生徒(13)が
度々
無断外出(業界用語・ズラ)をすることに麻生容疑者と合わせて7名の職員は
生徒を教室に呼び出し、床に正座をさせた上で、生徒を粘着テープで後ろ手に縛り、
竹の棒等の武器や拳等で殴ったり、足で同生徒を蹴ったり、投げつけたりの
暴行を行いました。
生徒はまもなく呼吸が困難になり、午後8時30分過ぎに救急隊員が到着した時には
すでに死亡していました。
死因について鹿児島大学で司法解剖をして調べるそうです。
鹿児島県警国分署(現・
霧島署)は4日未明に麻生容疑者を傷害致死で逮捕しました。
警察では全身打撲による外傷性ショック死ではないかと見ているそうです。
出典:読売新聞 昭和62年12月4日 東京版 夕刊
※この記事の元記事は読売新聞(東京版)の縮刷版でご覧いただけます。
以前から、業界スコープ等で度々お伝えしております
鹿児島県立牧ノ原学園の
職員による生徒への暴行殺人事件の記事を発見しました。
昭和62年と言えば、筆者が誠明で現役の頃でもあります。
筆者はこの事件をNHKのテレビニュースで知りました。
生徒1人に対して大の大人が7人もよってたかって暴行という極めて
悪質な犯行に対して本当に憤りを感じます。
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グランド30周?50周?走らせた後体育館に行き竹刀で何人もの先生達から何十発も叩かれたり殴られたり…
私も死ぬ1歩手前まで行きましたね!
殴られ続け叩かれ蹴られ意識が無くなってもお構い無しに次から次に先生達にやられました!その為、私は病院行きに、親も呼ばれ先生達は謝って警察沙汰にしないようにと約束させられていました
頭は腫れ上がり目は内出血して紫色になり腫れ上がり両目開かないまま腕足は骨折身体中アザだらけの打撲
あの事件では懲りなかったのでしょうか?
あれから30年ちょっと過ぎました!
今はそんな事がない事を祈ります
この度の熊本での震災についてお見舞い申し上げます。
この震災の最中にコメントを頂きましたが、筆者も誠明の
業界で現役の時代に起きた事件であり、NHKのニュースで
知ったのは事実です。
このニュースを知って以来、筆者は「恐れていた事が現実になった」
と感じ、命の危険も感じたのは事実であります。
この事件が業界にもたらした影響は計り知れないものであり、
投稿者様と同世代の方が数名、当方にはおりますが、生徒の自殺の
第一発見者になったり、職員の暴力と虐待のトラウマを残し、
未だに苦しんでいる方もおります。
筆者・編集部としましては今後共施設内暴力と虐待の追放に
邁進してまいります。
そしてこの事件でお亡くなりになられました被害者に対しまして
改めてご冥福をお祈り申し上げます。